日本の教育のあり方。グローバルマインドやコミュニケーション能力の向上
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今、日本における教育は大きな分岐点にあるといっても過言ではありません。
大学入試の改革、実践的な語学学習のあり方、IT教育のあり方、いじめや家庭問題、こども庁の創設、少子高齢化に至るまで本当に課題が山積みだといえるでしょう。
そんな中、いかに日本の未来を担う子供達を育てるか、具体的にあるべき姿などについて述べていきたいと思います。
グローバルマインドの育成
まずは、グローバルをイメージした人材育成です。これは、小学生から英語、それも実践的な内容を習熟する、または、教師側も育成するといった問題だけにとどまりません。
実際に環境は少しずつ整いつつあります。
問題は人間としてのグローバルマインドの醸成です。いかにも島国らしく、なかなか子供達も海外に馴染みがない場合が多いのです。
言語ではなく、コミュニケーションをいかに取ることができるか?あくまでも言語はツールにすぎないのです。
こうした考え方に立つとさらに教育現場も変わります。海外からの学生の受け入れや交換留学などは大学、高校といわず、もっかはやいタイミングから始めても良いのではないかといえます。
いかにグローバルマインドを醸成するかという観点から考えるとこれは必然的な流れになるわけです。予算をつけてでもこうした取り組みは必要です。
難しい場合もネイティブの教師、または若者が学校現場で交流をするといった取り組みは必要になるでしょう。
コミュニケーション能力の育成
次にあげたいのは子供のコミュニケーション能力です。
一人っ子が増えたり、厳しい指導に対していかに愛があろうとも悪しきと言われたり、
またはインターネットの世界がメインでリアルなコミュニケーションがとれない、またはヒューマンコミュニケーション能力が低い子供たちが増えている現状は否めないところです。
海外に翻って見るといかにデジタルになじだZ世代でもリアルの世界ではきちんとしたコミュニケーションがとれる、またはディスカッションなどもうまくこなしている、いわば両立した子供達が多いことに気付かされます。
だからこそ、日本でも必要な教育があるはず。
もちろん、体罰を前提とした厳しい教育が正しいと言うつもりはさらさらありません。
しかしながら子供たちの写真を見ながらきちんとしかるべきところは叱る、正しいことは正しいと教える、間違っている事はきちんと間違っていると教える。
周囲から色々なご指導があるかもしれませんが大人がこういった指導を行うことができなければコミニケーション能力は子供が上がっていかないと言うマイナスの循環に陥ってしまいます。
もちろん、このような観点に立つと学校現場や自宅だけではなく近隣大人たちがしっかりと子供たちを見守るスタンスが必要になってきます。
もちろん、大人自身が善悪の判断がきちんとでき、価値観を持った上で子供と接することができなければなりません。
しかしながら、このようなコミニケーションがとれることによって子供たちはヒューマンコミニケーション能力が上がり、リアルの世界でもきちんとしたコミニケーションがとれる大人に成長していくのではないかと思います。
詰め込み教育からの脱却
次に、今更かもしれませんが詰め込み教育からの脱却もまだまだ進んでいないのではないかと思います。
特に、今のグローバル社会においては単なる知識ではなく、自らが課題を設定し、それに対する解決のアプローチ、さらには実行力、周囲を巻き込む力まで持っていなければ社会人として通用しないことが課題になってしまいます。
実際に日本の教育ではこのようなプロセスを全てこなすことができない子供がそのまま大人になってしまうと言うことで社会人としても総合力が問われることになってしまうわけです。
こうした課題を解決するためには、できるだけ早い段階で教育現場にディベートをとりいれたり、社会課題は何か?から解決案までグループ討議するような訓練の場を設けるべきだと考えます。
わかりやすくいえば、知識は当たり前、それを活用する知恵がなければ、社会人になってから通用しない、これを解消しなければならないわけです。
そして、これから多様化が当たり前になる時代、どうしても固定的な考え方にポチりがちな日本人は子供の頃からLGBTやダイバーシティーについてしっかり学ぶことが重要になってくると思います。
もちろん、実際の教育現場ではなかなか難しいかもしれませんが、様々な世界の実例を見せながら学べることができれば根付いていくはずだと思います。
まずは大人から模範をみせる
このように、日本の子供たちをいかに世界に通用するようにするか、具体的に挙げてきたつもりですが、そこで重要なのは大人がまずは学ぶ必要があると言うことです。
もちろん教師だけではなく企業に勤める方々をはじめ、すべての大人が子供に対して模範を見せることができるようにならなければなりません。
日本の将来を担う子供たちを育てていくのは大人の役割であり、誰かがやってくれると言う甘い考えを持たずに自分事として取り組んでいく、このような姿勢こそが非常に重要になってくるのではないでしょうか。