生理用品が購入できない!?男性が開発した生理ショーツとは?
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2020年からの世界に起こるコロナ状況で社会経済の不況が深まっていく中、その影響の数々は企業や世帯単位では収まらなくなっているようです。
女性の中には食費もままならない状態での女性特有の「生理用品」が思うように購入できずに苦悩しているという過酷な実態が最近クローズアップされていました。
人によって違いはあるものの、7日間ほど続くと仮定すると生理用品の消費量は1回の生理で約20~25枚と言われています。
40年間では約9600~1万2000枚で約36万円もかかるという統計結果があるようです。女性にとっては毎月必ず必要なものです。
コロナ状況からの現在のそれぞれの貧困事情で買えない人の中には毎回テッシュやトイレットペーパーで自分で作るといった人もいたのにはショックと驚きもありました。
報道によると他国では無料で支給されている国もあるようです。このようなデリケートな事柄がTVでしかも「NHK」放送されていたので、ある意味ビックリしました。
生理への認識の変化
自分が20代前後の一昔前は、「生理」ということばさえ男女間で口にするようなことはなかったことです。「生理」で体調が悪くても恥ずかしくて言えない、ガマンしなきゃいけない風潮でした。
ところが近年は女性の生理痛によって社会生活が困難になる人も多いことなどからちゃんとした病名にもなったとも言われています。
「今日は生理だから眠い、食べても食べても食欲が止まらない」と若い子の間では日常の会話にもなっています。仕事を休まなければならない人には「生理休暇」もあるそうですね。
ユーチューブの動画でも男女、人気を問わず生理用品の各社のナプキンをレビューをしているものもよく目にします。
自分の時にはなかった「夜用生理用品ショーツ」まで美人人気ユーチューバーが着用しながらのレビューは中年の私には目がテンになってしまいました。
生理用品の進化
かっては自分もずっと月に一度のこの時期はいつも「メンドーだ」と思っていたし腹痛もありながら、漏れの不安も昼夜問わず抱えながらの日々を過ごしてました。
いつも「トイレに流せるナプキン」を早く誰かが開発してほしいと思っていた記憶があります。
きっと自分たちが使わなくなる頃には開発されて発売されている、と笑いながら言っていたものですね。それがほんとにそんな時代になっていました。
介護用オムツみたいな夜用生理のショーツであったり、布製のショーツでありながらナプキンを一日替えなくていい経血を吸収してくれる活気的なショーツも各社販売されているようです。
男性が開発した生理ショーツが話題に
ある会社の「生理ショーツ」の開発についての紹介が情報番組で数分程度、放送されていました。
女性用なので女性たちがと思うのですが、開発にかかわった社員は30~40代の男性たち4人だったそうです。
その背景にはその中の一人の奥さんの何気ない「生理はめんどくさい」の一言がきっかけになったようですね。
もともとの彼らの職場は婦人服を扱う企業で今までにない取り組みだったと言っていました。
端からみたら女性の毎月の苦悩なんて分かるはずがない男性が数年間かけて開発・製作され販売された2021年の話題商品になっていました。
何年も試行錯誤をし、本人たちの試用や家族、周囲の女性にも何度も試用してもらい意見をきいて何度何度と改良が繰り返されたそう。
およそ30着以上の試作品が重ねられたとのことでした。
商品としての完成については、男女間での微妙な目の付け所での違いに完成できるのか?との不安も常にあったと言っていました。
商品化され発売した話題の生理用ショーツの特徴は5層構造でしっかり吸収されるとのことで、縫い目があると、針穴からモレてしまいますが、縫わずに熱圧着することでモレをガードされています。
吸水性は最大30ml(ナプキン2~3枚分)の経血を吸収するので、普通の日ならルナチュラショーツを履くだけで1日過ごすことが可能なようです。
多い日や不安があれば従来の生理用品と組み合わせて使うこともできるのとのことです。この商品は東急ハンズやLOFTなどで販売されています。
わずか3か月で売上1万個以上の大ヒット商品になっているそうです。雑誌「anan」でも特集が組れるほどの話題、人気商品になっているようです。
コロナ禍による商品の変化
この商品化には1年以上の年月もかかっているのです。ということは今のコロナ状況でこんな世の中になってしまうことは予測もしていなかったことなのですね。
奥さんの何気ない一言によって商品が開発・作られ、それが時代にマッチしたものに変わり、ヒットに繋がって行くことといったことなのです。
彼ら自身にもコロナでの世界が狂うことすら予想ができななかった日々でしょう。
まだまだ過酷な状況は続くと思われますが、少しでも各々が未来に向かいコツコツ前進することで、また彼らのように時代にマッチしたものを見出せる人たちが出てくるかもしれないとちょっとばかりワクワクしました。