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仮想通貨のマイニングブーム再燃問題


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2020年の2月あたりから下火だった仮想通貨のマイニングですが、ここにきて2021年から現在に至るまでブームが再燃しています。

 

仮想通貨のマイニングブームによる影響についてこれから解説をしていきますのでご覧いただければ幸いです。

 

仮想通貨マイニングのブームはゲーム用パソコンの値上がり!?

 

マイニングは、パソコンのCPUの他グラフィックボードという映像を描写する端末があって初めて高速で処理して報酬を得ることができます。


つまり、パソコンのCPUだけが高性能でも十分なマイニングをすることができず、報酬を得るという競争に打ち勝つことができないのです。

 

マイニングはしくみ的には、よーいどんで暗号化されたデータを計算してどんどんとネットワーク上につなげていく作業なので言ってしまえばそろばん塾で一番早い人物に対してお小遣いを与えているようなものです。

 

そろばん塾の場合、暗算で答えを導き出すか、そろばんを弾くかで計算の正確さおよび速さを図りますが、マイニングの場合、CPUが暗算でそれにプラスする形でグラフィックボードは電卓を使っていると考えるとよいでしょう。

 

電卓は当たり前ですが正確さにおいては計算機ですので間違えることはありません。
ですので、マイニングには必ずと言ってよいほどマイニングに適した計算器であるグラフィックボードがいるわけです。

 

本来はゲーム用に開発されているのがグラフィックボードになりますが、実はゲームというのは高速な処理をしているが故、高い高品質なグラフィックでゲームを楽しむことができるわけで、性能が高いグラボを用いてマイニングをするのは処理能力に期待して使用しているわけです。

 

値段が上がるのはほとんどがマイニングに適した量産版がほとんど

 

実はマイニングに使用するグラフィックボートはもうほとんど決まっていまして、量産型というグラフィックボードがかなり人気がありおおよそ通常の2倍の値段でやり取りされています。

 

何故、この量産型のモデルが人気があるかですが、例えばグラフィックボード一つの値段が4万円だったと仮定します。


この4万円が8万円になった場合、それを購入するかとなるとまだマイニングを行い報酬を得ることができれば購入すると言えます。

 

ですが、このグラフィックボードが30万だった場合、こう考えないかということです。
30万もあれば普通にパソコンが買えるよ、や原付も購入できるななどの他、中古だったら250ccクラスの単車も変えるなと思うわけです。

 

つまり値段が高すぎる奴ではマイニングをして利益を得ること自体に抵抗があり、多くの方は中間の安いグラフィックボードでマイニングをやろうという魂胆であるというわけです。

 

超高いグラボはゲームのソフトウェアの動作しか保証してない

 

このグラフィックボード値上がり問題ですが、実は超高いグラフィックボードは値上がりしてません。


何故なら、マイニングで動作するソフトウェアの動作が対象外であるためです。

 

実はマイニングで用いられているグラフィックボードは相性みたいなものがありまし、いかに高性能な機器を用いてもソフトウェアがそれ以上の動作を認めない場合、性能を十分に生かすことなく動作するのです。

 

これは昔のゲーム機に多かった問題で、スーパーファミコンの性能を引き上げるためゲーム機ではなくゲームソフト側に処理を早くするチップを搭載することでゲームの処理を早くした試みがあります。

 

しかし、実はいうほど早く動作することはなく、むしろゲーム機側とゲームソフト側で読み込むデータを別々に読み込んだことにより、うまくデータを合致させることができないという問題が起き、再度データを読み込みに行くという現象が起きたことがあります。

 

このように、性能がどんなに良いグラフィックボードでもパソコン側の性能この場合メインのCPUの性能が低ければスーパーファミコンのようにどちらかの性能が足を引っ張り二度手間となるわけです。

 

もちろんCPUの性能を上げれば問題なしですが、果たして超高いグラフィックボードと釣り合う性能のCPUを搭載した場合、60万円で収まるのでしょうかという問題が起きているわけです。

 

なお、この問題、グラフィックボードの価格が上がっていると言いましたが、他の部品も上がってまして、メインメモリの他グラフィックボードを多数取り付けることができるマザーボードも値上がりしてます。

 

今後いつまで値上がりが続くのかですが、マイニングの報酬額が下がるかパソコンの部品を製造している工場群がフル稼働して機能し部品を供給することができるかなどで解消するでしょう。

 

しかし、この品薄問題は深刻でパソコンでゲームをする人物はもちろんのこと、動画編集などお仕事でもある程度グラフィックボードのパワーを必要とする事業を行っている方においては、大問題であると言えます。

 

何故なら、2倍強の値上がりですので、2万円は4万円、6万円は12万円になるわけですからパソコン関連では痛いニュースです。